潰瘍性大腸炎の治療薬ゼルヤンツについての情報を
患者さんやご家族のみなさまへご案内いたします。

Pfizer

Q&A

潰瘍性大腸炎の治療に使われる薬のうち、飲み薬と注射剤で薬のはたらきに違いはありますか?

潰瘍性大腸炎治療において免疫システムに作用する薬の剤形には飲み薬と注射剤がありますが、体内で免疫システムにはたらきかける仕組みが異なります。

ゼルヤンツの作用

日常生活で気をつけることはありますか?

ゼルヤンツにより免疫の働きが低下するため、感染症にかかりやすくなります。日常生活では感染症のコントロールが非常に重要です。
治療開始前とくらべて体調に変化がないか気をつけましょう。気になる症状があらわれた場合には、服用をやめ、すぐに医師に相談してください。

感染症予防のポイント

  • ・「手洗い」を日常的に行い、食事の前やトイレの後の手洗いは念入りに行いましょう。
  • ・手ふき用のタオルはこまめに交換しましょう。
  • ・風邪やインフルエンザにかかっている人には近づかないようにしましょう。
  • ・インフルエンザワクチンを接種しましょう。また、高齢の方は肺炎球菌ワクチンの接種について、医師に相談しましょう。
  • ・入浴順はなるべく患者さんを先にしてあげましょう。
  • ・ペットを触ったら必ず手を洗い、ペットと一緒の食事は避けましょう。
  • ・ペットに顔を舐めさせないようにしましょう。

矢野邦夫:抵抗力の低下している人を感染から守る本(第1版) ヴァンメディカル:102, 2012より作成

治療の効果を調べたり、副作用を早めに発見するために、医師の指示にしたがい定期的に診察や検査を受けてください。
他の診療科や医療機関にかかる時には、医師にゼルヤンツを服用していることを必ず伝えください。

ご家族の方へ

一緒に飲んではいけないお薬や食べ物はありますか?

お薬や食べ物の種類によっては、一緒に服用するとゼルヤンツの作用が強くなったり、弱くなったりする場合があります。

抗生物質、抗真菌薬、抗ウイルス薬、循環器用薬などのお薬の一部や、グレープフルーツ(又はジュース)により、ゼルヤンツの作用が強まる可能性があります。

一方、抗てんかん薬などのお薬、ハーブやサプリメントでみられるセイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品は、ゼルヤンツの作用を弱める可能性があります。

ゼルヤンツを服用する際には、これらのお薬や食べ物は一緒に服用しないでください。また、ゼルヤンツ以外のお薬(市販薬を含む)やサプリメントなどを服用する際には、必ず医師に伝えてください。

ゼルヤンツと相互作用のある薬や食品

服用を忘れてしまった場合、どうすればよいですか?

服用し忘れた場合、気がついた時点で1回分を服用し※1、翌日からは通常どおり1日2回※2服用してください。2回分をまとめて服用しないでください。

※1 次の服用を予定している時点まで6時間以上の間隔をあけてください。

※2 患者さんの状態によって、飲む回数を減らすこともありますので、必ず医師の指示にしたがってください。

ゼルヤンツの服用方法

服用のタイミングについて、食事の影響を考慮する必要がありますか?

ゼルヤンツは、食事の影響を受けないお薬です。食後及び空腹時のいずれでも服用が可能です。

ゼルヤンツと相互作用のある薬や食品

間違って多く飲んでしまった場合、どうすればよいですか?

速やかに医師に相談してください。

ゼルヤンツの服用方法

体調が良い時は服用回数を減らしてもよいですか?

ゼルヤンツは決められた用法・用量で正しく服用しないと、十分な効果が得られなくなる可能性があります。ご自身の判断でゼルヤンツの量は加減せず、医師の指示どおりに服用してください。

ゼルヤンツの服用方法

医療費が高額になった場合、助成制度はありますか?

治療にかかる医療費が高額になり、同一月(1日~末日)の医療費が一定額(自己負担限度額)を超えた場合は、「高額療養費助成制度」による医療費助成が受けられます。

保険適用される診療に対して支払った自己負担額が対象となります。

高額療養費の自己負担限度額は、年齢(70歳以上かどうか)や所得状況により異なります。

高額療養費助成制度の詳細は、ご自身が加入されている公的医療保険や医療機関の相談窓口などでご相談・ご確認ください。

指定難病における助成制度は受けられますか?

潰瘍性大腸炎は、「難病法」で定められた「指定難病」です。
医療費助成の対象となるのは、重症度が一定以上の患者さんや、軽症であっても高額な治療を継続する必要がある患者さんです。

指定難病医療費助成制度の詳細は都道府県の窓口にご相談・ご確認ください。

高額な治療の継続とは、月ごとの医療費の総額が33,330円を超える月が年間3回以上ある場合をいいます。
(例:医療保険3割負担の場合、医療費の自己負担がおよそ1万円となる月が年3回以上ある場合が該当します)

難病情報センターホームページより(2018年4月10日現在)
http://www.nanbyou.or.jp/entry/5460#taisho

指定難病における医療費助成制度

監修:北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター センター長 日比 紀文 先生

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