潰瘍性大腸炎の治療薬ゼルヤンツについての情報を
患者さんやご家族のみなさまへご案内いたします。

Pfizer

注意すべき副作用 1~4

注意すべき副作用1
感染症

結核、肺炎、ニューモシスチス肺炎、敗血症、日和見感染など

※敗血症:病原性の細菌が血液の中に入って全身に広がり、菌が増えた状態

特徴的な症状

・風邪のような症状
(発熱、咳(から咳)、息苦しい、のどの痛み、身体がだるいなど)

治療が遅れると命にかかわることがあるため、症状に気づいたら服用をやめ、すぐに医師に相談してください。

ゼルヤンツにより免疫の働きが低下するため、感染症にかかりやすくなります。
とくに高齢の方は感染症にかかりやすい傾向があるため、体調の変化に注意してください。
感染症予防のために、日ごろから手洗いやうがいを心がけてください。

感染予防のための手洗い

潰瘍性大腸炎患者さんは、ステロイド薬、免疫調節/抑制薬などにより感染症にかかりやすくなっており、感染症のコントロールが日常生活において非常に重要です。とくに、手指が感染を媒介することがあるため、日ごろから手洗いの習慣をつけるようにしましょう。

帯状疱疹(たいじょうほうしん)

特徴的な症状

・痛みを伴う発疹(帯状に発生することが多い)
*はじめから痛みを伴うとは限りません。

・しびれ

帯状疱疹の治療が遅れた場合には、後遺症として痛みやしびれが残ることがありますので、症状に気づいたら服用をやめ、すぐに医師に相談してください。

帯状疱疹は、神経に沿った帯状の赤い斑点や水ぶくれに加え、痛みが生じる疾患です。目や耳に症状が出る場合もあります。発現した場合には、抗ヘルペスウイルス薬を用いて帯状疱疹の原因であるウイルスの増殖を抑え、痛みを和らげる治療を行います。

注意すべき副作用2
肝機能障害、B型肝炎

特徴的な症状

・身体がだるい、食欲低下

・発熱

・皮膚や白目が黄色くなる

このほか、血液検査で肝機能検査値(AST、ALTなど)が上昇することがあります。
B型肝炎ウイルスキャリアの方は、ウイルスが再活性化することがあります。

重症化する場合がありますので、症状に気づいたら服用をやめ、すぐに医師に相談してください。

注意すべき副作用3
好中球減少、リンパ球減少

特徴的な症状

・口内炎

・突然の発熱

・さむけ

・のどの痛み

ゼルヤンツにより、体内に入った細菌を殺す好中球や、免疫を調節する働きのあるリンパ球の数が減ることがあります。定期的に受診し、検査値を確認するとともに、普段と異なる症状に気づいたら服用をやめ、すぐに医師に相談してください。

症状に気づいたら服用をやめ、すぐに医師に相談してください。

注意すべき副作用4
ヘモグロビン減少

特徴的な症状

・息切れ、めまい

ヘモグロビンは、酸素を運ぶ赤血球のタンパク質です。赤血球のヘモグロビン量が少なくなると、血液は酸素を十分に供給できなくなります。組織に酸素が十分に供給されないと、貧血の症状があらわれます。
ここでいう貧血は、血液中の赤血球が減少している状態です。「鉄欠乏性貧血」とは違い、サプリメントなどで鉄分を補っても改善しないため、症状に気づいたらすぐに医師にご相談ください。

鉄分で改善される一般的な貧血とは原因が違います。
息切れやめまいなどの症状に気づいたら医師に相談してください。

この他にも気になる症状があらわれた場合には、医師にご相談ください。

注意すべき副作用 5~9

監修:北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター センター長 日比 紀文 先生

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