潰瘍性大腸炎の治療薬ゼルヤンツについての情報を
患者さんやご家族のみなさまへご案内いたします。

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注意すべき副作用 5~10

注意すべき副作用5
消化管穿孔(しょうかかんせんこう)

特徴的な症状

消化管穿孔の症状

・激しい腹痛

・突然おこり、その後持続する腹痛

消化管穿孔に至る可能性がある症状

・胃の痛み

・空腹時のみぞおちの痛み

・黒色便

消化管穿孔は、消化管に何らかの原因で穴があくものです。腸管憩室を指摘されたことがある場合には、消化管穿孔になりやすいと考えられていますので、必ず医師にお伝えください。
また、消化管穿孔に至る前に、胃の痛みなどの症状があらわれることがありますので、症状に気づいたらすぐに医師に相談してください。
※ 腸管憩室:腸管の壁の一部が袋状に膨らんだもの

緊急手術が必要な場合もありますので、症状に気づいたら服用をやめ、すぐに医師に相談してください。

注意すべき副作用6
間質性肺炎

特徴的な症状

・痰のからまないから咳

・息切れ

・呼吸困難感

・発熱

間質性肺炎は、肺胞という肺の中の一番小さな部屋の壁に炎症がおこった状態です。いつもと違う息苦しさや、全身の強いだるさを感じることがあります。

症状に気づいたら医師に相談してください。

注意すべき副作用7
悪性腫瘍

特徴的な症状

・長引く咳・痰

・血痰

・胸痛

・リンパ節の腫脹

・微熱

・全身倦怠感

・体重減少

ゼルヤンツを服用した患者さんは、服用しなかった患者さんや他の治療法(TNF阻害剤の投与)を受けている患者さんに比べ悪性腫瘍の発現率が高いという報告があります。徴候および症状があらわれた場合は主治医に相談してください。また、定期的にがん検診を受診し、結果を主治医の先生に報告しましょう。

症状に気づいたら医師に相談してください。

注意すべき副作用8
心血管系事象

特徴的な症状

・胸の痛み

・圧迫感

・しめつけ感

・胸やけ

・肩・背中・胸などの痛みが繰り返し起こる

ゼルヤンツを服用した患者さんは、他の治療法(TNF阻害剤の投与)を受けている患者さんに比べ心筋梗塞等の心血管系事象の発現率が高いという報告があります。また、血圧やコレステロールの値が上昇することがあります。徴候および症状があらわれた場合は主治医に相談してください。

症状に気づいたら医師に相談してください。

注意すべき副作用9
静脈血栓塞栓症

特徴的な症状

・皮膚、唇、手足の爪が青紫色になる

・発熱、下肢のはれ、むくみ、痛み

・息苦しさ、胸の痛み、呼吸がはやくなる

深部静脈内に血のかたまり(血栓)ができる「深部静脈血栓症」と、この血栓の一部が血流にのって肺に流れて血管が詰まる「肺血栓塞栓症」があります。深部静脈血栓症と肺血栓塞栓症は、「静脈血栓塞栓症」と総称されます。徴候および症状があらわれた場合は主治医に相談してください。

症状に気づいたら医師に相談してください。

注意すべき副作用10
横紋筋融解症、ミオパチー

特徴的な症状

・筋肉痛

・全身のだるさ

・尿の色が赤褐色になる

クレアチンホスホキナーゼ(CPK)という酵素の値が上昇することがあります。

症状に気づいたら医師に相談してください。

ゼルヤンツ服用時の悪性腫瘍や、感染症などの重篤な副作用については、詳しく調べるための調査を実施中です。

この他にも気になる症状があらわれた場合には、医師にご相談ください。

注意すべき副作用 1~4

監修:北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター センター長 日比 紀文 先生

2022年7月 XUC47M001A

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